在日朝鮮学生美術展とは

動の20世紀の荒波の中、忘却の民として艱難辛苦を舐めてきた在日朝鮮人たちが子孫たちに朝鮮人として民族の誇りを取り戻し、言葉と歴史を教えるために望郷の念と共に設立したのが朝鮮学校(民族学校)です。

 
同胞達に取って民族学校(ウリハッキョ)は、皆が集うコミュニティの中心であり心のより所でもある正しく故郷のような存在でありました。
 
20世紀の残像を背負って数奇な運命を辿り、今も唯一残る分断の壁に翻弄され続けている在日朝鮮人の存在は近代史に大きな教訓を残し民族学校はその象徴でもあります。
 そのウリハッキョでは今、在日3世、4世たちが取り巻く環境を諸共せずたくましく学んでいます。  
在日朝鮮学生美術展は、そのような民族学校の場で学ぶ子供たちの大事な表現発表の場として毎年定期的に行われてきました。
 
ウリハッキョにおいては、マニアル化された表現技法や技術取得に囚われることなく、感じたモノを素直に等身大で表出する事に大きな比重を置き幼稚園から高級部まで一貫した美術教育が実践されています。
 
これは他の美術教育と隔する重要な特徴の一つでもあるようです。

それは彼らの強い表現力として表れ、その集大成でもある学生美術展は学生達に受け継がれた民族的情緒の一つである豊かな色彩や
年齢心理に応じた情緒世界と、大らかで大陸的でありながらこの地で生まれ育まれた繊細さも兼ね備えた独自な世界が広がっています。
 
30余回を数える在日朝鮮学生美術展は毎年1万点を超える作品応募を通して、その質量的成長が著しく、民族教育の正当性や素晴らしさをより広範な方々に伝えていく大事な発表な場としての役割を担ってまいりました。
 
に近年は東京、大阪、神戸、福岡などの日本の主要都市での巡回展を通して、その反響は各地において年々大きくなりつつあります。
 
 
学生達の素直な心と、創意工夫に富んだ表現を鑑賞して下さいますようご案内申し上げます。